設立趣意書Prospectus
設立趣意書
21世紀に入り、世界はまさに激動の様相を呈してきました。政治外交における種々の不安定要因に加え、産業や社会システムの中に、急速な勢いで技術革新の波が押し寄せております。DX(デジタルトランスフォーメーション), AI(人工知能)、GX(グリーントランスフォーメーション)などの言葉はまさに現代の世相を代表していると言っても過言ではありません。
一方で地方経済は依然厳しい状況に置かれており、地方再生はわれわれにとって急務となっております。具体的に言えば、工学系技術および医療従事者の慢性的人材不足、人口減少に伴う中山間部集落の消滅や地域文化の衰退など深刻な課題が山積しております。このような状況の中で、公立小松大学は、地域と世界の持続的発展への貢献を第一の使命として、工学系、医療系、そして人文系学部と大学院を擁する4年制の総合大学として南加賀の地に設立されました。このように、地方再生はまさに大学が掲げる設立の理念と一致するものであります。
南加賀における知の拠点の一つとして、大学の有する様々な研究基盤と研究能力は地域の産業界、医療界、および行政機関にとってかけがえのない貴重な資産であります。地元企業などが抱える多くの課題を大学の研究力をもって対処する上で、「公立小松大学地域連携推進センター」のリエゾン機能をより強化することが極めて重要であります。両者の連携強化のためには、公立小松大学と地域産業界、医療界、そして行政もあわせて、産学官連携と相互の日常的な交流を一層推進していくことが必須となります。その目的を達成するため、これまでの「公立小松大学を支える会」と「公立小松大学 協力企業・機関・施設・団体等」を発展的に解消し、新たに「公立小松大学協力会」を設立したいと考えます。
つきましては、以上の趣旨をご理解いただき、本会の設立に向けてご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年8月
公立小松大学協力会設立発起人一同
松田 光司 | 北陸電力株式会社代表取締役社長 |
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斉藤 盛雄 | コーセル株式会社代表取締役社長 |
西 正次 | 小松商工会議所会頭 |
勝木 保夫 | 特定医療法人社団勝木会理事長 |
中山 賢一 | 前小松マテーレ株式会社名誉顧問 |
杖村 修司 | 株式会社北國フィナンシャルホールディングス代表取締役社長 |
保川 高司 | コマツ執行役員生産本部粟津工場長 |
新多 寿 | 国民健康保険小松市民病院病院長 |
新家 康三 | 大同工業株式会社代表取締役会長 |
徳本 達郎 | 株式会社ジャクエツ代表取締役 |
打本 幸雄 | 福井鋲螺株式会社代表取締役社長 |
中村 健一 | 一般社団法人石川県鉄工機電協会会長 |
石田 寛人 | 公立大学法人公立小松大学理事長 |
山本 博 | 公立大学法人公立小松大学長 |
香川 博之 | 公立大学法人公立小松大学地域連携推進センター長 |
(順不同、敬称略)
(役職は設立当時)